コエンザイムQ10の研究結果

コエンザイムQ10がサプリとして販売された時期

コエンザイムQ10はユビキノンともいうビタミン様物質で、私たちの身体の中でも産生される補酵素です。
コエンザイムQ10が発見されたのは1957年のことでした。
その後、ユビキノンと同じ物質であることがわかり、化学構造が発表され、世界中で研究がはじまります。

コエンザイムQ10は、動物のミトコンドリア内で作られますし、食物にも含まれます。
その機能の優秀さから「ビタミンQ」とも呼ばれていました。
ビタミンは体内で作れない有用性のある「なくてはならない物質」ですが、コエンザイムQ10は体内で作られるけれど、ビタミンのように働き、生命活動になくてはならない物質で、「ビタミンのように働く」という意味でつけられたのが「ビタミンQ」というニックネームでした。

コエンザイムQ10がサプリメントとして販売されるまでの軌跡


[1957年]ウシのミトコンドリアよりコエンザイムQ10が発見される。
[1958年]コエンザイムQ10とユビキノンが同一物質であると報告され、化学構造があきらかにされる。
[1966年]山本がヒトの心疾患に治療にコエンザイムQ10を使用。
[1972年]心臓病のヒト被験者のコエンザイムQ10の欠乏が報告される。
[1973年]日本で、世界で初めてうっ血性心不全の医療用医薬品として認可される。
[1980年代]ヒト被験者としての臨床研究が増える。
[1991年]日本で一般医薬品として薬店での販売が許可される。

【【1990年代】】米国をはじめ世界中でサプリメントとして販売される。
【【2001年】】日本で薬事法改正により食薬区分の変更により食品成分としての販売がはじまる。

ごらんのように、動物の身体でも作られるコエンザイムQ10は、当初は医薬品として長く利用されてきたのです。
医薬品の定義は病態のあるときに一時的に投与され、病態が改善すると使用を止めるものです。
サプリメントは継続的に飲んで、自己治癒力を高め、病気を予防するものです。
そういう観点から、副作用がほとんどないので、健康食品としても認められてきたわけですね。

サプリメントとしての有用性

医薬品の時は認められていた薬効は、サプリメントになると薬事法により、宣伝で何々に効くと表示することはできません。
ですので、日本のサプリメントには曖昧な表現でしか効能を表示することはできません。
アメリカでは、日本のような薬事法による表現の規制はなく、サプリメントの効能や効果もハッキリと表示され、個人が選びやすいようになっています。
アメリカではFDA(米国食品医薬品局)の監視も厳しく、GMPというアメリカとヨーロッパが作ったサプリメントの品質と安全管理の監査機関があり、世界基準となっています。
FDAとGMPの両方で監視しているわけですね。
そんなGMPの基準は

〇自社製造工場を持っていること
〇上質の原料を使い、上質の成分を均質に保証できる技術力を持つこと
〇製品の安全性と衛生面を定期的にチェックし保証できること

という厳しい基準があります。

日本でも平成17年2月1日付「錠剤、カプセル状等食品の適正な製造に係る基本的考え方について」ガイドラインが示され、製造業者が自主的にGMPに取り組むようになってきました。

コエンザイムQ10の有用性

コエンザイムQ10はビタミンB群とともに、細胞中のミトコンドリア内で200種類以上の酵素を作るのを助け、エネルギー代謝を活発にします。
コエンザイムとは、酵素(エンザイム)を助けて機能する、補酵素という意味です。
新陳代謝を活発にし、疲労を回復し、免疫力をアップさせるなど様々な有用性があります。
コエンザイムQ10は私たちの身体の中で作られている物質ですが、加齢とともに産生は少なくなります。
ストレスによりコエンザイムQ10の消費は激しくなり、身体のコエンザイムQ10の量は減少します。
コエンザイムQ10は強力な抗酸化物質ですが、その量が少なくなると、活性酸素の消去が少なくなり、活性酸素が身体に悪い影響を与えます。
コエンザイムQ10が不足すると、老化や疲労が促進し、生活習慣病の原因となります。
いつまでも若々しくパワフルでいるためにはコエンザイムQ10が不足しないように、補っていく必要があるわけです。

コエンザイムQ10サプリメントの選び方

コエンザイムQ10には「酸化型」と「還元型」があります。
酸化型は身体の中で還元型に変換されて、コエンザイムQ10の効果を発揮します。
二十代の若い方は、安い「酸化型のコエンザイムQ10」でも変換して機能させることができます。
高齢者やストレスの多い方は、そのまますぐ還元型として利用できる「還元型コエンザイムQ10」をサプリメントとして利用されたほうが良いですね。

コエンザイムQ10は、その品質において効能にもバラつきかあるようです。
成分量やGMP基準をみたしているか?などチェックして、ご自分の健康に効果的なコエンザイムQ10サプリを選んでみてくださいね。

page top